製薬医学用語集
- ワクチン
- vaccine
感染症の予防を目的とし、病原体やその成分を投与することで免疫応答を誘導する医薬品である。
ワクチンには、生ワクチン(弱毒化した病原体を使用)、不活化ワクチン(病原体を殺して使用)、mRNAワクチン(遺伝情報を用いる)などの種類がある。接種により、免疫記憶が形成され、将来の感染時に迅速な防御が可能となる。近年では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、mRNAワクチンが短期間で開発され、その有効性と安全性が検証された。ワクチン開発は、製造プロセスや規制要件が厳しく、一般的には長期間にわたる研究が必要とされる。










