第17回日本製薬医学会年次大会

大会長あいさつ

日本製薬医学会第17回年次大会の開催にあたって

2025年12月吉日
一般財団法人日本製薬医学会 副理事長
第17回年次大会長
西馬 信一

日本製薬医学会第17回年次大会を、2026年7月に東京・日本橋ライフサイエンスハブにて開催いたします。本年次大会では、「薬が届く社会、知がつなぐ医療、データが築く未来 ― 製薬医学ができること」をテーマに掲げ、私たちが直面する重要課題に、製薬医学の視点から真正面から向き合ってまいります。

新しい医薬品が患者さんの元に届くまでには、多くの科学的・制度的ハードルがあります。ドラッグラグ/ドラッグロスの問題、医学教育における産業界の関与、リアルワールドデータの利活用と規制の整合性——これらは一見別々の論点に見えて、実は「社会に信頼される製薬医学の確立」という一点で交差しています。

本大会では、産官学の垣根を超え、さらに患者・市民も1つのチームとして捉え、現場と政策、過去と未来をつなぐ「実践的な対話の場」を目指します。そして、若い世代の医療人・研究者・製薬人材が自らの未来を描けるような、インスピレーショナルな場としても設計してまいります。

皆さまと共にこの大会を創り上げていけることを楽しみにしております。どうぞご支援・ご参画のほど、心よりお願い申し上げます。