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報告:メディアセミナー(8/8)の模様が報道されました
去る、8月8日都内において、オープンセミナー「製薬産業と医師の関係の透明化 ~利益相反と情報公開のインパクトを考える~」を北海道大学より宮田先生ならびに日経メディカルの北澤さんをお招きして開催しました。
当日は、メディア関係者、製薬関連の方など大勢の参加を頂きました。その模様がメディア2社に報道されましたので、こちらに掲載いたします(転載許可済み)
左:会場は大勢の方が参加され、熱心に聴講されていました。
左:宮田先生===================================
北海道大病院・宮田氏 製薬協の透明性GL、具体的な開示基準盛り込むべき
日刊薬業 2011/8/9
北海道大病院特任准教授の宮田靖志氏は8日、日本製薬医学会(JAPhMed)が東京都内で開催した製薬産業と医師の間の利益相反(COI)に関するセミナーで講演し、日本製薬工業協会(製薬協)が策定した「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン(GL)」について、供与した金銭の具体的な開示基準を盛り込むべきだったとの見解を示した。
宮田氏は、同GLでは開示の具体的な判断が製薬協加盟社の自主判断に任されている点を指摘。その上で「自主判断に任せられていると、グレーなものがどんどん広がるので、お互い(企業と医師)に不幸になるのではないか」と述べ、米医療制度改革法に盛り込まれたサンシャイン条項のように具体的な開示金額の基準を定めるべきとした。
一方、日本医学会が各分科会(学会)向けに臨床試験など医学研究に関わるCOI管理の指針を示した「医学研究のCOIマネージメントに関するGL」については、「COIが何かを書いていない」としてCOIの定義が不十分と指摘した。
宮田氏はCOIの本質は「(それ自体が)起きていることではなく、起きる可能性があること」が問題と強調。医師側に対しては「(COIにより医師の)判断が影響を受ける可能性がどれくらいあるか、その影響がどれだけ重大性を持つかを考えながらポリシー(開示指針)を作る」ことが重要とした。
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8/10号 医師と製薬企業の利益相反、議論活発に
M3.com 2011年08月10日