◆大会長からのご挨拶：

創薬から市販後の安全性調査、EBMに至るまで、製薬医学の分野は実に幅広く、アカデミアにおけるシーズ開発が脚光を浴びるようになった今では、基礎研究結果を臨床現場に届けるために創薬のプロフェッショナルである製薬企業との連携は不可欠となっており、アカデミアにもアイデアをビジネスプラン化するスキルが求められています。しかし、残念ながら医師主導の臨床研究を行うための施設インフラ整備は遅れており、昨今は奨学寄附金に基づく医師主導臨床研究で深刻な不祥事も続いています。

本大会ではこうした課題を集中的に議論していきたいと思います。

 

藤原恵一　（埼玉医科大学国際医療センター婦人科腫瘍学講座　教授）