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海外での教育・資格認定 - Education and qualification in overseas


USでの教育・資格認定

アメリカでは2006年に開始したNational Center for Advancing Translational Sciences (NCATS)によるトランスレーショナルリサーチの推進事業CTSAプログラムの一環として、臨床試験に関する教育コースがCTSAの支援を受けた研究機関で提供されるようになりました。

臨床試験分野における医師の資格認定として現在最も有名なのが、日本製薬医学会と同じく国際製薬医学医師連合会(IFAPP)のアメリカ支部団体であるAcademy of Physicians in Clinical Research (APCR)が実施しているCertified Physician Investigator (CPI)試験です。

医師以外の資格認定としては、全米最大の臨床試験教育・資格発行団体であるAcademy of Clinical Research Professionals (ACRP)によるCertified Clinical Research Coordinator (CCRC)Certified Clinical Research Associate (CCRA)があります。

APCRとACRPは共にAssociation of Clinical Research Professionals (ACRP)として活動し、ACRPが発行するCPI、CCRC、CCRAは2010年にNational Commission for Certifying Agency (NCCA)が臨床試験分野で唯一認定する臨床試験専門家の資格とされました。


EUでの教育・資格認定

ヨーロッパでは1975年にイギリスのカーディフ大学と英国製薬医学医師連合会(BrAPP)の共催で世界初の製薬医学教育コースが開講され、スイスやベルギーなど全欧の大学でも相次いで開講されました。

国際製薬医学医師連合会(IFAPP)で世界各国でのコース開講とカリキュラム標準化を推進した結果、2009年に開始したEUのInnovative Medicines Initiative (IMI)事業の一環として採択され、ここに標準化プログラムPharmaTrainが確立しました。

2014年以降、PharmaTrainはグローバル展開を予定しており、アメリカ、アジアの各国でコース内容をPharmaTrainプログラムに準拠する動きにあります。

資格認定として、イギリスではRoyal College of Physicians (RCP)が試験を行い、合格するとFaculty of Pharmaceutical Medicineの専門医として認知されます。同様にスイスでも医師に対する製薬医学専門医としての評価が確立しています。医師以外の受講者に対しては、一定の評価試験に合格した場合にSpecialistのタイトルが発行されるコースもあります。